病院って緊張する

きのう、前々から続いていた
右脇腹の鈍痛を診てもらいに某巨大総合病院へ。

ズキズキでは無く、じわ〜んと軽い筋肉痛のような感じ。
普段は忘れているが、たまに思い出すレベル。

 
半年前にも別の病院でエコーや血液検査をしてもらい
内臓疾患ナシ、血液検査も全て正常値、『まぁ…筋肉痛でしょうね…。』との
やっぱりかー、な診断はもらっていた。

それから半年経つし、この巨大病院なら別の診断がでるかも…?といそいそと出かけていった。

 
症状を詳しく説明し、ぜひ検査を!とお願いしたらこちらのDr.も
『いや〜・・・それ筋肉痛だと思いますよ。』とのお答え。
 

でも半年以上も続いてるし、なんかすごい病気かも!と食い下がり
モロモロの健康診断も兼ね、血液&尿検査をしてもらう事に成功。
 
DPP_0001_5.JPG 
大病院ゆえ、この手の検査結果は1時間で出るらしい。

どきどきしつつ再び診察室へ。
 

5枚にわたる検査結果の紙を見ながら、ひとつひとつ丁寧に説明してくれる。
『ん〜・・・何も問題無いですね〜全部正常値ですよ〜。』
肝臓も膵臓も腎臓も腫瘍マーカーも、あと、なんとかかんとか…etc.

素人にもわかりやすく説明してくれるので、数字の羅列もなんとなく理解できた。
「この数値がこのくらいに上がると、こんな病気の疑いがある」など。 
 

内臓的には、いたって健康な事が判明。

まずはホッと一安心ではあるけれど、この鈍痛の行方は?

 
Dr.いわく
長年カメラマンとして(女としては)重い機材を担いだり
無理な体勢をとったり、長距離運転などで腰や背中を痛めるのと同様のもの。
スポーツ選手がよく脇腹を痛めるそう。
 
酷使により、筋肉の広い面だけじゃなく
もっと細かい筋肉の繊維まで痛めてるのでは。との診断。
 
そういえば、この冬はドカ雪多かったからなぁ
除雪でさらに痛めつけたのかもしれない。
 

整形外科に行っても「湿布はって様子見ましょう」って言われると思いますよ。との事。
あ、そんなレベルでしたか。。。すんません。
 

患者さんが一杯でお忙しいでしょうに、とても感じ良く丁寧なDr.でした。
何かあったらぜひ主治医になっていただきたい。
 
  
新陳代謝が落ちるお年頃ですからねぇ…
痛めた筋肉の再生が間に合ってないんでしょう。。。せつねー。
 

プロポリスとか飲もうかな… 


トンネルを抜けなくても・・・

なんなんでしょう、このドカ雪。
この冬一番の寒波だそうで。

 

昨晩宴会だったので、会社に車を置いて帰宅。

休日でしたが愛車を迎えに行ったのです。
 

地下鉄だと…駅5つ+徒歩15分位

外に出たらまだ雪が降っていなかったので
ふと思い立ち
そうだ、歩いて行ってみよう。と出かけました。
 
 
二駅目あたりまでは、まぁ、良かったんです。チラ雪程度で。

ウォーキングもリズムに乗ってきたのでワシワシ歩いていると
だんだん雪が強くなって薄暗〜くなってきました。

IMG_1504.JPG
 
三駅目エリアに到着する頃には猛吹雪に。ヘッドライト点いてますが写真は2時半です。

一番ひどい降りの写真を撮ろうとしたら、コンデジが一瞬でビシャビシャになって
ピント合わせ不能になり断念。。。すごかったのに。
 

ここまで来て、地下鉄沿いを歩かなかった事を後悔。
けれど今更駅まで歩く方が面倒くさいし、すでにジーンズはすっかり濡れている。
なにより何か「負けた」気がするではないの。

こっから先はヤケクソで歩き続けた。
 
IMG_1510.JPG  
豊平川もうっそり。 いつもなら遠くの山並みまで見えるんですけどねー。
 
 
猛吹雪の中積もった雪を漕ぎながら歩く事、1時間半。
 
やっとスタジオ駐車場に到着。
車の気温計を見ると ー6℃ !!  そんな中を延々・・・
 
どうりで…寒いな、と・・・だめだ、アホ過ぎる。
  
休む間もなく愛車に積もった雪を降ろしてそっこーUターン。 
帰りは来た道の 1/3の時間でした。
 
さすがにグロッキーで、帰ってから服とカメラを干しつつ爆睡しましたよ。
  

今日の天気じゃ「雪祭りの」観光客も散々だったんじゃないでしょうかね〜。
 


マイケル・ケンナ写真展

札幌宮の森美術館にて開催されている

『マイケル・ケンナ写真展 風景に刻まれた記憶』を観て来ました。
 
ピクチャ 1.png 
 
http://www.miyanomori-art.jp/ ←札幌宮の森美術館HP
 
http://www.michaelkenna.net/  ←マイケル・ケンナ公式HP
 
 
写真家としては、もう、いわずもがな…の世界的巨匠なので
そこらへんは、くどくど書きません。
上のHPをご参照くだされ。
 
写真集もたくさん出版されてますので、彼の写真を目にした方も多いのでは。
 

美しいモノクロ・風景写真で有名なマイケル・ケンナ氏が
2002年から定期的に北海道を訪れ、撮影した作品をメインに
その他、世界各地の風景写真等も少し展示。
 
雪の北海道の景色、と言っても
いわゆる観光写真のとは別ものです。
 

私個人の感じるところではありますが、今回の作品に限らず
「ランドスケープ」の形をとってはいるものの、実はもっとグッと的を絞った写真に感じます。
なんといいますか…
その風景の中に写し込まれた樹木だったり、水だったり、暴風壁だったり、建造物だったりを
被写体とした『ポートレート』のようだなぁ、と。
 
一見、「なぜコレを?」いうモノに愛情を注いで撮っているのが伝わって来ます。
とても丁寧に、慎重に接してるのではないでしょうか。
 

都市論をテーマに土地の風景を撮るタイプの作家ではないのでしょう。
火力発電所なんかも撮ってはいますが、政治的な意味合いではなく
ひたすら愛情がにじんでいるような…内向的というかなんというか。
(すごい個人的な感想ですからね)
 

あるテーマを掲げ、それに必要な写真を撮るのではなく
シンプルに「自分の好きなもの、惹かれるもの」を被写体にしている、といえば良いか。
 
 
モノクロプリントを極めた(又は、自負のある)世の写真家達が
今回のケンナの生プリントの仕上がりについてどう感想を抱くのか?は、お任せするとして。。。
 
  
ケンナの写真は孤独と静寂に包まれているなぁ。

いつも通り美しい写真だな、と。
写真というより、水墨画を見ているような静かさがあります。
 
世に蔓延している勢いや雰囲気だけのスナップ写真とは
全く対極にある緻密で時間をかけた丁寧な仕事です。
 
  
この手の、突っ込みどころの無い完璧で美しい風景写真は
好き、嫌いも大きく分かれるところでしょう。

子供からお年寄りまで幅広い世代が見ても
「あぁ、きれいだねぇ。」と言って貰える優等生なニオイは…します。
親に紹介しても大丈夫、な、正しいあの感じ。 

職人気質な作風にモノ足りなさを感じる前衛派も居るでしょう。
 
 

端くれながら写真創作をしている身としては、
その長年変わらぬスタンスと労力を維持し続けている事に感心させられます。
瞬発力でテンションを上げるよりも、モチベーションを保ち続ける方がエネルギーが要りそう。

人間は飽きてしまう生き物ですから。
  

インタビューの中でケンナ自身が語っています
「老犬だから、やり方を変えたく無いんだ。」と。

 

アーティストとして創作活動を続けて行く事においては二通りあるようです。
(写真はアートとは別にあるべきだ!的な意見は…まず置いといて)
 
 
時代や世の中の流れと共に方向性も柔軟に変え「進化」し続けるのが良いのか
己の確立したスタイルや手法を揺らぐ事無く「熟成」させるのが良いのか。
 
 
個人的には、どっちでもいいんじゃないの? と思ってます。

変わろうが変わるまいが
周囲のガヤガヤをまるっとスルーして全力で我が道を開拓するのが創作者。
 
やりたい事があるというのは幸せです。
 
 
ちなみに
ケンナが惚れ込み、何度も通い撮影しつづけ作品としても登場する
屈斜路湖、湖畔にあった通称「ケンナの木」と呼ばれたミズナラ(らしき)大木が
昨年、倒木の恐れ有り、として伐採されるというエピソードが。
 

湖畔キャンプ場を管理する業者は
そんな有名なシンボルツリーだとは知らなかったのでしょう。
 
大きく歪み、折れ曲がってそびえ立つ大木が倒れ観光客に何かあったら大変。
彼らは自分の仕事をしたまでです。

写真でもやってない限り、たいていの人は知らないことですから。
 
 
この木が伐採されたことを知った時、
ケンナは自身のHPに『彼女』の写真をupしたそう。
 
メッセージは無かったようですが
とりわけ愛情を注いだこの被写体の消失に、何を思っていたのでしょうか。


マイナス

遅れて来た「大寒」ですわ。

とうとう車の気温計が

DPP_0001_3.JPG
 
こんな事に。
 
前にも書きましたが、この気温計はアバウトなので
表示温度よりも実際は2℃くらい低い事が多いのです。
 
 
寒すぎて雪もうっすらしか降りません。

その雪もサラッサラのパウダースノーなので
まぁ、除雪の手間が掛からないのだけはメリットですね。

 
what’s new でも書いている通り
年明けからスキャナーや暗室のプリンター(手焼きプリントの方ね)が
相次いで故障しましたが…

つい二日前、車のバッテリーがギリギリのヤバいレベルになっており
いつ、上がってもおかしく無い状況なことが判明。

マニュアル車なんで、ここのところ信号でブレーキを踏むと
すぐ「ヒュン・・・」ってな感じにエンストしてました。

冷え込みが続いているせいかな〜と、楽観してましたが
あぶないあぶない。
人気の無い地方の峠なんかで動かなくなったら
もうホントに凍死しますからね。
 

あわててこちらも交換、となりました。
 
 
どうしてこう
電気、機械モノって順番に故障して行くんでしょうねぇ・・・

家電もよく連鎖反応で次々壊れたりってありますよね。

不思議…。
 
次は何が・・・コワイコワイ。


目ヂカラ問題

何事もデジタル主流の昨今
世のフォトグラファー達の抱える共通のウィークポイントは
「眼」じゃないかと。
首、肩、腰は昔っからですから…置いといて。
 

Gデザイナーやライター達も一日中モニターをガン見しながらの作業ですが
こと、プロカメラマンの眼の酷使具合は
更に倍、くらいじゃないでしょうか。
それぞれの忙し具合にもよりますが…
 

かくゆう私ももちろん、チーム眼精疲労のひとりです。
 
そこで
我が人生初のTVショッピング! ビルベリーのサプリ

DPP_0106.JPG 
アントシアニンとやらが通常のブルーベリーの約3倍! なのだとか。
 

速写性を要するスポーツや報道でも無い限り、
プロならばピントは自分で合わせて撮影する人が多い、はず。

眼の筋肉を瞬時に収縮させる運動量がハンパ無く、効き眼の負荷がとても大きい。

コマーシャルのモデルや商品撮影ならば、そこへ
大光量ストロボのフラッシュの目つぶし攻撃にやられながら。
 

ここまでは、デジ以前にもあった事です。

現在はさらにここから
撮影済みのデジタルデータをPCモニターを睨みつつ、じと〜っと画像処理。
ソフトの性能がアップして作業時間が短縮されたとはいえ
仕事上、次から次に新しいデータはやってくるわけで。

場合によっては貴金属、精密機器の撮影等、モニター上で緻密なピント合わせをするケースも。
 

眼だけアスリート並みの筋トレっぷりなのですが 
己に厳しい私はさらに「編み物」という修行を課し、ハマり過ぎたあげく
眼圧が上がって白目に血豆が出来るというキケンな過去が。。。
 

目ヂカラ加減を間違えると職を失うかもしれません。
大事な商売道具なのでそれ以来、荒行の方は足を洗いました。
 

日々繰り返される過酷な眼の労働に、眼球奥がズシ〜ンと重苦しくなるあの感じ。 
 
この「ビルベリー」なるものが救ってくれるのでしょうか?
「しばらく飲み続けないと効果が分かりにくい」との事なので、また後日報告してみます。