北海道胆振東部地震

9月6日午前3時7分
北海道の胆振地方を中心に起きた大地震により
残念ながら命を落とされた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
お身内の皆さまのご心情、いかばかりかと思います..

 
 

そして大きな被害に遭われ、未だ不便な生活を余儀なくされている
多くの皆々様にも早く日常の生活が戻ってきますように。

 
 
 
私も札幌市の自宅にて就寝中でした。
幸いなことに、マンション1Fにある自宅は多少揺れに強いようで
破損も落下物もなく、同居の母、インコ6羽ともに無事です。
さらに仕事場のスタジオ、カメラ機材、Mac周辺機器、すべて無傷です。
  

道内外よりご心配いただいた皆様
ありがとうございました。 
現在札幌はほぼライフラインが復旧し私も既に通常業務に戻っております。
(清田区や東区の大規模な地盤沈下の被害があったエリアはまだかも…)  
 
  

ガソリンが手に入り、物流が動き出して食料が少しづつお店に並び、
家に明かりがつき、トイレや水道の心配がなくなるって
こんなにも幸福なことなのか!と北海道民は大きな気づきを得たと思います…。
いつもは「引っかかったぁ〜」と思ってた赤信号さえも愛おしい!!
 

 
メインだった震源地の発電所がまだ故障中で、電力が充分ではないです。
通電した道内地域は引き続き節電を心がけていきましょう。
 
 
  

6日の朝は地震と同時に停電になり、モーターで稼働している水道もストップ。
ガスはプロパンなので使用できました。
 
飲み水やトイレ用の水の確保、老母がトイレが近いので公衆トイレへ
連れて行ったりと、我が家は少しの時間不便でしたが 
同日15時〜16時頃には電気、水道も復活し水、トイレ問題は解消しました。
 
TVのニュース通り、数日間は通電地区、停電地区が入り乱れ
札幌市内でも2日ほどの差がありました。
 
 
私の住む地区はほんの少しの不便で済み、老母がいるので助かりました。
あ、老母と言ってもまだ生きがいの仕事に短時間ながら週4で
行っているので口と頭は達者、足腰の老化以外は大丈夫ですけども。。 
 

 
未明の大地震で揺り起こされた後、
iPhoneのライトを頼りに母&インコたちの無事を確認したのち、
すぐ鍋にとりあえずの飲料水だけ貯めつつ速攻で着替え。
(停電だけど、タンク内の水がちょろ〜っと出てた)
  
 
兎にも角にもスタジオの仕事道具たちが気になりすぎて
地震から30分後には家を出てスタジオへぶっ飛んで行きました。
余震が心配なので念のため母も車に乗せて。 
  

すでに信号機はすべて停電していましたが
早朝4時前で他の車も少なかったのでなんとか大丈夫でした。

スタジオのある岩佐ビルは札幌で一番古いビルですが
かつてラムネ工場だった建物なのでどっしりと頑丈で
スタジオのある1Fは上の階より揺れに強いらしくすべて無事。
 

「Macが〜っ!EIZOの4Kモニターが〜っっ!!!」と心配しましたが
何一つ、全く落下しておらず、ひとまずホッと脱力。。
  
更なる余震に備え、暗闇の中またiPhoneの光を頼りに
シェアしているフレメン写真製作所のも、私リトミコフォトグラフィーのものも
モニターやカメラ機材、ストロボ機材、本棚上部の重い写真集などを下ろし、
とりあえずドッチャ〜っ&わっさ〜っと安全なスタジオスペースに広げ、
モニター類は寝かせて安全に養生してきました。 ふぅ。。
 
 
カメラはもちろん専用バッグに入れてたりしますが
頻度の少ないレンズたちはケースに入れて棚に並べていたのでそれも心配で。
幸いにも仕事道具も破損なし、機材の安全確保もしたところで
ひとまず安心して自宅へ戻りました。
 

帰路の5時頃にはもう、暗いコンビニに水や食料を求めて人が溢れていました。
それも今現在は、パンやおにぎり、お弁当類は品薄なものの
スーパーも営業再開し出したので、大混乱は解消されています。
これはもう直ぐ日常並みに戻るかと。
 
 
 
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地震直後はインコ’sみんな大騒ぎだったけど、今はもう通常営業。
1羽飼いだったら精神的ダメージも大きかったかもしれませんが
6羽いるので、お互いに心強かったと思います。インコは本来群れなので。
 
 
  
 

それと今回特にありがたかったのは、
数年前に退職&結婚し、現在は家族で関東在住の
元アシ子・カナモリが遠隔で情報をバックアップしてくれて
めちゃくちゃありがたかった!!!!

 
  
 

電波がどんどん悪くなってネットも繋がりにくくなった頃に
iPhoneのメッセージアプリを使って
近隣の給水所、避難所、電気復旧などのタイムリーな状況を調べて
遠隔で情報を送り続けてくれました!
まだ達者とはいえ、地震の数日前に足を捻挫して満足に動けない母がいたので
助かったよ〜〜〜。  

 
  

途中でこちらからは電話もメールも送れなくなったけど、
相手からの送信メッセージはギリギリまで届いてて
最後に「送電一部再開!」という希望のメッセージが届いた後完全圏外に。
情報弱者になっていたところ、本当に心強かったです。
   
 

ありがたい、本当にありがたいサポートでした。
被災地には情報が届きにくい、ということを身をもって理解。

もう辞めて7年も経つのに、心配してくれて感謝!
彼女は思えば一年も在籍してなかったのだけど、
そのあとも関東へ引っ越すまで時々交流があったりして。
今回は的確な全力サポートが心に沁みました。。。(涙
 

 
東京で頑張ってる元アシ君も地震後にすぐ連絡くれたり、
私も道内在住で今も繋がりのある元アシ君たちの安否確認をしたり。
 

名物元アシ・エンドウくんは、母とトイレを求めて車で移動中に
近所でバッタリ遭遇!直接無事を確認できました。
もともと住んでるエリアが近いのだけど、こっちは車内、あっちは歩道で
お互いワタワタ〜っと窓越しに10秒くらいの安否確認だったけれど  
1分ズレてたら遭遇しなかったかもしれないので不思議なタイミングです。
 

それぞれに数ヶ月から、数年というまちまちな期間だけど
関わりのあったアシスタントさんたちのことはずっと覚えています。
写真の道に進んだ子も、別の道で頑張ってる子も、良きご縁で出会った子ら。
みんな幸せになってくれるよう、いまだに思い出しては願ってます。
  
 
 

  
今回は北海道がドーンときましたが
大阪も台風の後、大きな被害が解消されない地域もあり
被災状態が続いていますね。。
 
ここ数年、日本だけでなく世界中あちこちで大きな自然災害が起こっています。 
地震大国の日本はどのエリアでも災害の備えが必要だなと痛感しました。
 
 
電池、懐中電灯、ラジオ、飲料水、薬、携帯の充電器(電池式がベスト)
数日間分の食料、ガソリン、ポータブルの暖房器具、灯油…
 

物流がスムーズになり、あらゆる品々が巷に戻ってきたら
我が家も改めて防災グッズを揃えようと肝に銘じました。
 
 
まだ余震が続いていますので
北海道内の皆様、お互いにできる備えはしつつ、気をつけましょう。
 
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余震に備えて、まだ数日は機材やモニターを寝かせ、養生して帰ります。