201001.01

撮り初めへ

元旦くらいはゴロゴロしてやろうと思っていましたが
つまらない正月番組にも飽き飽きしてしまい2010の初撮りへGO。

大晦日にも、2009夜景撮り納めに出かけたものの
風がちょっと強めで断念。。。
長時間露光の夜景撮影は風でブレブレになるのです。
(私の場合、数十分に及ぶ露光になるので…)

今にも雪が降りそうな気配のなか
何末年始には必ず眺めに行く、私のパワースポット
私的北海道遺産と勝手に称している「月寒アルファコートドーム」へ。
 
 
ついでなのでここで紹介
時々、撮影機材について聞かれる事があります。
いつも作品撮りはどんな感じなのかというと…

DPP_0101_1.JPG

メインはこんなですよ。
ハッセルブラッドというスウェーデン製、ブローニー判フィルムカメラです。
これにカラーネガを入れて撮影してます。風景の場合、日中でも三脚載せが多いです。
その他にCANONデジタル一眼や、CONTAXというフィルム一眼数台、コンデジ2台ってとこです。
ちなみに全部私物です。写真はお金かかりますね。。。レンズが特に。
 

ところでこのドーム(上の写真がそれです)
ネーミングライツの都合で数年前にこの名前になりましたが
私の子供の頃は『月寒の共進会場』と呼び、しょっちゅう遊びに行った思い出が。
牛や豚などの畜産関係のせりも行われていたので、時々
周辺一帯の地域がものすごい香りに包まれたものです。夏なのに窓を閉めないと…
 

毎年、夏休みに開かれるイベント『こども博』(正式名不明)なる
子供が喜びそうな科学、宇宙、自然、冒険のアトラクションが詰まった博覧会が行われたり

何と言っても、あの『北海道博覧会』が開催されたスゴイ場所なんです。
家が近かったので、何度も足を運んでは「ひょえ〜〜!」と
子供心にその近未来的なスーパーテクノロジーに圧倒されまくったものです。
 

ハイテク当たり前な現代から見れば「…で?」というレベルのものなのでしょうが
当時としては科学技術の最先端が集まっていた訳ですよ。
 
この道博では「宇宙人の触覚」と呼ばれ大ブレークしたアイテムが!
[ヘアバンドから二本の長いバネが伸び先端にキラキラした星やハートがくっついた代物]
を大人から子供までつけて闊歩していました。
もちろん私もブルーの星のを装着して宇宙人気取りですよ。
 

少し大きくなってからは「月寒グリーンドーム」の名前でお馴染みになり
大好きなアーティスト達のライブでお世話になった場所だった。
札幌ドームが出来る前は、数々のビッグネームたちがここでコンサートを催した時代も。
あぁ、何度通った事でしょう…。おぉ。。。消えて行ったバンド達…
 

とまぁ長くなるので端折りますが
地元なせいか、話せばもっと色々とこの場所には沢山の思い出がありまして
私としてはもはや、聖地といっても過言ではない場所です。
当然今日も、初詣より先にこちらに行きましたとも。
 

北海道の汚点『食の祭典』の開催地でもあったわけで…
それ以降は時代の流れとともに、他の新しいホールへと役目は引き継がれ
いずれ無くなる事が決まったようですね。
この景色が見られなくなるのはとても残念でなりません。
 

今はもっぱら、被写体として度々お世話になっております。
 

DPP_0100_1.JPG
 
 HASSELBLAD 503CW

撮影カメラ:CANON EOS 5D MARKⅡ


今年は本当に公私ともに激動の一年でした。

私だけでなく世界規模で大変でしたし。

それでも、なんとかかんとか年を越せそうです。
 

我々フレメンにとっても2009という年は
吉凶入り乱れて変化の多い年でした。

凶、といえばもう、景気の低迷につきますが
吉のほうもちゃんとありました。
長寿アシスタントE君の新天地への旅立ち&Jr.の誕生、社長の作家としての飛躍、
新しいアシスタント・イーダ君が入った事・・・

あれ、、、3つくらいでしたか。
 

個人的な吉は、日常的な事ですが
相も変わらず今年も北海道中を走り回れた事、ですね。

今年、特に多かった函館仕事はすでに日帰り往復がデフォルトになりました。
運転そのものが好きなので問題無し。マイカーは今まで3台ともマニュアル車です。
あの、自分で景色を動かしているような感じが性に合ってます。

一人出張なら、好きな音をガンガン鳴らしながら熱唱出来るので
根室だろうが稚内だろうが苦になりません。今年もたくさん歌えました。
 

スタジオワークにおいては不況に喘ぎつつも
私の「コマーシャルフォトグラファー」としての心の支えである
レギュラーのモデル撮影も無事継続出来たし、
デザイナーさんとコラボしての作品制作も出来たし、
各種取材においては、数えきれないほどの人達に会って興味深い話を聞けました。

 

個人作品の創作も、更に考えるべき方向性が見えつつあったり
視点が少し変わってきた事で新たな発見が出てきたり
あと、いろんな意味で欲が出てきたのは自分的に良い収穫でしたね。
人には伝わりにくい所ですが。
 

単なる思いつきで始めた、photo worksの師走毎日更新もやって良かったなと。
*なんで思いついたかは未だにナゾですが…
  

と、まぁ
不況だの温暖化だのに、まんまと踊らされつつも
小さな利益はあったわけです。

こんな時ばかり「時が解決してくれる」のを期待するのは甘いのでしょうが
来年の今頃は、この世界恐慌が少しでも良くなっている事を望まずにはいられません。
 

おぉ〜
珍しく正しい感じの締めになりましたよ。
 

今年も一年、ありがとうございました。
2010も雑草のようにしぶとく生き延びようと思います。
 

皆々さま、良い年をお迎えください。

来年もよろしくお願い申し上げます。


続・かぼちゃ

先日の「FREMEN」ロゴ入りかぼちゃの末路レポートを。

以下、調理作業の写真4カット&注釈はシェフ・イーダくん自らによるものです。
完成写真のみワタクシ伊藤がお手伝いを。

*…まだひと月の新人ですので、なにとぞ温かい目でご覧頂ければ幸いです。
 

_MG_0039.JPG 
『まず始めに作業をしやすくするため半分にし、皮を剥きました。
 とても皮が固かったので、出刃を使って切りました。
 次に中のわたをスプーンで処理した後、5mmくらいの厚さでスライスをします。』
 

_MG_0042.JPG 
『小玉ねぎを、繊維にそって3mmくらいの厚さでスライスしました。』 

 

_MG_0047.JPG
『バターで、玉ねぎを炒めます。
 しんなりしてきたらカボチャを入れ
 軽く火を入れ塩を少々入れます。』 
 
 
_MG_0050.JPG 
『ひたひた適度の水を入れ、火にかけ
 適量のコンソメを入れます。
 カボチャに串が入るくらい煮ます。』

『その後、
 ミキサーにかけ、適量の牛乳を入れ、まぜ、
 塩、コショウで味をつけました。』
 
    ↓
    ↓
    ↓ …で、そんなこんなありまして…
    ↓
    ↓
 
 
_MG_5113.JPG 
 
はい、どーもー。 かぼちゃのヴィシソワーズですー。 平たく言えばかぼちゃスープですー。
いやいやキレイな色ですねぇ。 
 
送り主であり、生産者でもある元アシE君より「素材の味を生かしてね」とのメッセージを受け
先輩の汗の結晶を形にすべく、新人イーダくんが頑張りました。
 
調理中の写真は、イーダくんが自宅台所で撮ったので…まぁ…色々、アレなんですが
現物のスープの色はきれいな暖かい黄色だったんですよ。
なんで、せめて完成品くらいは…と、スタジオで物撮りのセットを組んで仕上げたわけです。
 

さてお味の方は?
味見係(味には色々うるさ…)の露口いわく『美味しい、80点』との事。
ついでに簡単な撮影のおべんきょもしつつ、だったので
長時間ライトに晒されていた分を加味し、85点くらいと思われます。
 
さすが調理学校卒。 やるじゃないの。
 

う〜ん…なぜ写真の道に…と、謎が深まるばかりのイーダくんではありますが
ちゃんと写真も日々頑張ってるんで、みなさまご安心を。
これからフレメンの一員として更なる進化を遂げてくれる事でしょう。

 


cover_kai05.jpg 

画像が小さいのは公式から引っ張って来たからで
やる気が無い訳じゃないんですよっと。

見ての通り
風土と建築の特集です。

といっても、イマドキのおしゃれで素敵な建築とは違いますんでご注意を。
あくまで北海道の風土がベースになってます。

今回は古民家フェチのライター小野寺さんと私のルポです。
この撮影のために、厚真町に何度通った事か…
今となっては良い思い出ですが。
 

それにしても大工はカッコいいっす。
短期間で完成してしまう昨今の一般住宅の建築とはがらりと違い、
古い民家の解体〜建築ともなれば、腕のある棟梁の長年の経験と知識が頼り。
 

なにせ、どう作られているのかバラシてみなければ判らないのが古民家。
 
北海道開拓のおり、各地からの入植者たちが
それぞれの故郷の趣きを反映した家造りをしたり
各地から集まった大工達が、自身の国の建築方法を基にあちこちに建てたりと、
「これぞ北海道建築」なんていう都合の良い参考書の無いまま手探りで
古民家の解体、再建築は進行していくのですから。
 

棟梁を筆頭に、ベテラン、若手、新米の大工たちが身体全体で
大きな家と格闘する姿は何度見ても凄い。
豪快なようで、実はとても繊細に仕事をしている事も発見出来た。

ライター0さんといつも
この働く様を、奥さんや彼女さん達に見せてやりたい!
絶対に弁当のグレードがアップするはず!!
と、息巻いて取材しておりました。 
 

あっという間に完成し、かつ耐震耐熱に優れている住宅メーカーの技術も素晴らしいですが
物や便利グッズの無い時代の昔の大工達の仕事に敬意を払いつつ
現代の大工達が悪戦苦闘しながら古民家が再生して行く様は感動モノです。

ホー○ックとかJO○フル△Kとか無いんですからねぇ…
ほんと、昔の大工って凄過ぎる。
 

とはいえ今は21世紀。
宇宙ステーション建設のこのご時世にアナログな道具だけではいつまでも家は建ちません。
もちろん、大きなクレーン車や電動工具だってガンガン使います。
なんたって出来上がった家は、古い家屋のナリを装いながら
ハイテク熱循環方式の快適な空調設備で冬も足元からポカポカになるんですから。

古い物を古いまま残して行くのは、個人レベルでやるのは大変なこと。
重要文化財でも無い限り、住む人間に無理が無く今の生活にあった再生が必要かと。
大工の仕事道具だって同じ事が言えるのではないでしょうか。
  

この取材中に撮った写真が数百枚にものぼり
大工達の「男祭り」写真集が出来そうな勢いだったんですが
残念ながら本誌では十数カットと、大幅に削られています…。
まぁ、本にはページってもんがありますからね。
 

若い大工達のパワー溢れるハンマーさばきは見ていて爽快でした。
熟年棟梁が命綱無しに、高いハリの上をヒョイヒョイと危なげなく歩き回るのも頼もしく思いました。

家も人も、本物はちゃんと昔から今の世代に繋がっているものですね。


200910.13

十勝より

先日、what’s newにてお知らせしていた
元アシスタントE君より

 
DPP_0005_1.JPG

こんなものが届きました。すげーすげー!

十勝に移住後、彼がこの夏丹精込めて作ったカボチャです。
Happy Halloweenか黒板五郎かっつう季節のお便りがなんともヤツらしいところです。

が、しかーし!
 
 
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えー・・・・・

まぁ、フレメンとメルヘンは似ているので良しとします。

記念にスタジオに飾っておこうかとも思いましたが
痛んだらもったいないので、在りし日の姿をこのHPに残して
本体はみんなで美味しく頂くことにしました。

で、
「あとでみんなで分けようか〜」
『じゃぁなんか作って来ますか?』
「えっ!そんな事できるの!?…って、あ〜出来るんだよね〜」
『はい、せっかくなんで』

そう新人アシ・イーダ君は、なんとこの春調理の専門学校卒。調理師免許ありなのです。
「で…なんで写真?」とか言わない様に。
世の中、まだまだ科学では解明出来ないことだらけなんですよ。
 
というわけで、次回はこのカボチャがどう変身をとげて帰って来るのか乞うご期待。
びしそわーずがなんたら、とか言ってましたが…
果たしてどうなるんでしょうかね。

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責任者:イーダ ピチピチの新人くんです。