いろいろあっても春はくる

さすがの札幌も3月下旬ともなれば
日を追うごとに明るく春らしくなってきます。

が、日ごとに日本中がどんよりしていくのはどうにかしてください。。。

 

プルトニウムのばっきゃーろーーーっ!!

おとなしく引っ込んどけーーーっ!!

 

おかげで今や世界中からドン引きされるハメに…
いったいこの災害、何重苦になったら気が済むのでしょうか。

 

しかし現場のみなさんには本当に頭が下がります。

命を懸けてくださっている作業の方々の努力が報われて危機を脱しますように。

そしてはやく政府が被災地支援&復興にビシーっと集中できますように。

 

もうすぐ新年度が始まるわけですが
今年はなんとも心晴れないスタートになりそうです。

 

はぁ・・・

 

 

ウチの近所にもやっと春がきたようです。

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暖かな春の日差しを受け、雪解けとともに 隣の車が姿をあらわしましたよ。

融けだしたら早いですね2日ほどで出て来ました。
太陽の力ってすごい。

 

↓ 1月撮影

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↓ 2月撮影

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もうほんと融けるのは雪だけにしといてください。

お願いしますわ。。。

 

ささやかですが我が家では、福島産の小松菜をたくさん買って来ました。
買い占めではありません、どう見てもこれだけ余りまくっていたのです…。

しかし度重なる原発事故による放射能被害の拡大もあり、
一般のスーパーに出回る東北産の作物が今後どうなるのか…
減るだけなのか、全く無くなるのか…

 

作物に着いた放射能値が「直ちには健康に害がない」「洗えば落ちる」というのであれば
風評被害を緩和すべく、国や地方自治体が東北産の農産物を買い取り
まずは日本中の役所関係の全機関の職員食堂でガシガシ使ってくれないものか。

国だけに限らずこんなときこそ被災していない地方の自治体が
率先して 手を挙げてすでに収穫されている分だけでも定価で消費してあげてほしい。

ここまで大々的になってしまえば、今まで通りに一般の流通に載せるのはキビシいだろうし。

自分たちの口に入るとなれば 、それこそどこまでが摂取OKでどこからがアウトなのか
より正確な測定をしていくでしょうからね。

 

『日本中の公務員が日々食べている』となれば一般消費者も戻りやすい。

 

問題の無い値のエリアの農作物まで廃棄しなくてすむように
(中央が原発にかかりっきりなのであれば)他の都道府県の役人達が
そのあたりのフォローをするなど、さっさと分業でもなんでもすればいい。

なんたって戦後最大の有事なのだし、平常時のお役人が得意にしてる
たらい回しだのタテワリ行政なんぞすっ飛ばして対応できないものでしょうか。

 

と、政治を知らない一素人は考えます。


ポスター撮影・無事終了

うお〜い!元気出していきますよ〜!

まずは被災してない人達がガシガシ経済をまわしていかねば。
まぁ、世界からみれば色んな意味で日本全体が被災地なのでしょうが…

2週間前までは自分が原発や放射能について調べまくることになろうとは思わなんだ。

慌てずまずは冷静になる事、錯綜する情報に安易に振り回されない事、
長い混乱のなかにありながら秩序をキープし続ける事・・・

世界各国から、日本人のモラルの高さについて賞賛の声もあるようですが
日本はこの短期間に、これらが重要であると同時に
とても大変な忍耐力を要することを身をもって知ったのではないでしょうか。

なにやら長期戦になりそうな気配。。。持ちこたえていきましょう。

 

北海道には泊原発があります。

連日の辛くて暗いニュースについ目を背けたくもなりますが
あそこで今何が起こっているのか、連鎖していく関連被害は食い止められるのか
今後どうやって収束し復興していくのか、私はしっかり知っておきたい。

 

と、刻々と状況が変わる原発にハラハラしつつも
ちゃんと仕事もやってるんですよ。

 

先日、この混乱のさなかではありますが
長年のレギュラー仕事、某デパートのポスター撮影がありました。

や、他にもこつこつと地道な撮影はやってるんですが
今は少しでも華やかなのを載せたいところ…

 

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先日のカメラテストの様子もここで紹介しましたが
アメリカ&日本のハーフでまだ12歳なのですが
顔の美しさはもちろんのこと、手足の伸びやかさ、落ち着いた雰囲気。。。

本格的な撮影はほぼ未経験、ということでしたがなんのなんの。

 

言葉では表しにくいこちらの要望を、すんなり理解して
絶妙な表情や仕草で表現してくる感性は 彼女がまだ12歳であることを
すっかり忘れさせるものでありました。

今回の撮影は”Lady”と”Girl”の間の女の子をイメージ。

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カナモリお手伝い中。マニキュア乾かし係。

1日で一年間につかう8パターン、それぞれシチュエーション、衣装、ヘアメイクを
フルチェンジ のポスター撮影をこなすという
大人のプロモデルでも少々ハードなスケジュールのなか 最後まで頑張ってくれました。

 

何年くらい日本に滞在するのかはわかりませんが 先の楽しみな新人モデルさんでした。

そして陰の立役者、カメラテストの時に一緒にきた彼女の9歳の弟くんが
コレまた実に社交的なナイスキャラで、スタッフたちの人気者でした。

彼も9歳にしてなかなかのハンサムGUYなので いずれモデルとして会う日がくるかも。

 

毎年モデルは変わりますが、この撮影チームは現場の雰囲気もよく
ドタバタしつつも楽しい撮影になります。


おかえり

まだまだ深刻な状況の被災地のニュースに
心が痛い日々が続いています。

 

そんななか、宮城県の実家にお産のため里帰りしていた
かやちゃん(フレメンとは十数年のおつきあい)一家が
被災地から日曜の夜に札幌に戻って来ました。

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震災前の2月16日生まれの”はるじろう”くん。

生まれて間もないというのに被災者に…しばらく電気も水もない中
家族が身を寄せ合って 過ごしたそうです。

彼女のご実家は幸いな事に家屋倒壊なく(ライフラインは数日前復旧)
家族全員無事でしたが、かつて通っていた学校や
なじみだった町は津波で流されてしまったそう…。

 

そしてニュースでもずっと言われているように とにかくガソリン、灯油、食料がない!

やっとたどり着いた店にも棚に商品がない、売る燃料が底をついて
閉店してるスタンドにさえ車が3kmもの列をなして燃料の入荷を待っているそう。

今なお、ここは本当に日本なのか…という状況だそうです。

 

どうかどうか、早く燃料や物資が被災地に不足無く行き届きますように。

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はるじろうが生まれた病院も浸水したそうで…

 

現地では粉ミルクやオムツなども手に入らず困っている母親たちが たくさんいるようです。

私は札幌から成す術無くキリキリしながら心配しておりましたが
はるじろうくんは母乳育児だったのがまだ幸いでした。

携帯メールが繋がるようになってから、札幌と宮城で毎日情報をやりとりしていました。

 

空港までの燃料調達がこれまた大変だったのですが…無事におととい夜に札幌に帰り着き
こちらのお店に色んな商品があふれているのを見て 涙がでたそうです。。。

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カナモリ&はるじろう

ちいさいのにがんばったねぇ〜

 

地震直後に札幌から被災地宮城の愛妻&愛息達の元へ飛んで行った旦那さんも
札幌に帰って来た翌日からさっそくお仕事へ、3才のお兄ちゃんも保育園に。

これから元気に日常に戻っていかなくては。

 

旦那さんは、仙台空港が津波にのまれてしまったため
となりの福島空港からタクシーで4時間かけてかけつけてくれたそう。
地震直後はまだ燃料不足では無かったのでできたことですね〜良かった。

 

帰りは、いわて花巻空港までの燃料をなんとかかんとか調達して
地元の知り合いに送ってもらったとのこと。

避難するにも、物資を調達するにも、何をするにも燃料がなくては身動きがとれません。

 

 

色んな問題は山積みですが、一日もはやく日本中が 平常運転にもどりますように。


ひまわりクッキー

元気な人達が元気に動いていきますよー!

被災し心身ともに大きな疲労を抱えているであろうみなさんや、
危険な最前線で文字通り命がけの作業をしてくださっているみなさんに
全身全霊でエールを送りつつ、
まずは被災地外の人間達がガシガシ働いて日本を動かしていく。

そしてそれぞれが出来る支援を考えていきたいものです。

それは大げさなことでなくともだいじょ〜ぶ。

コンビニの募金箱におつりをそっと入れてみたり
必要以上のムダな大人買いを控えたり

小さな気持ちも積もり積もれば山になりますもの。

 

 

弊社スタジオが入っている岩佐ビル 1Fのスウィーツ店『Sweet Lady Jane』さんは

こんなかたちで被害に遭われたみなさんを応援しています。

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photo:カナモリ

 

クッキー1枚につき100円〜のお客様のお気持ちをビンに投入していただくことで
最終的に集まった金額を被災地への寄付とするそうです。

さっそく我々も、ささやかな気持ちとともに1枚づつ購入してきました。

*1枚づつオーナーの手作りなので、一度につくれる数に限りがあります。  
なにとぞこちらも「大量のまとめ買い」はご容赦を…とのことでした。


東北地方太平洋沖地震

このたびの震災により被害に遭われた全ての皆様に
お見舞い申し上げます。

そして自然の猛威になす術無く命をおとされたたくさんの方々と
ご親族の皆様へお悔やみ申し上げます。

この日本の窮地に国内はもとより、世界中から支援の手が差し伸べられ
人種や様々な摩擦を飛びこえて届けられる
日本への応援メッセージにただ深く感謝、です。

あまりに大規模な惨事に、まだ色々な問題の解消が追いついていません。

電気、水、食料、燃料、暖房、医療、通信、住居、防寒具…etc.

なにもかもが不足し、今後更に必要になってくるでしょう。
まずは一刻も早いライフラインの復旧を願っています。
 

まだまだ冬とさほど変わらない気候の東北地方の冷え込み…
北海道人にはその辛さがよくわかります。

まだあちこちで支援を待って寒さと飢えに耐えている方々が
早く安全な場所に避難し、温かい食事と布団で休息がとれますように…。