寒いけどまだまだ道内巡り中

うぅ〜

絶望の11月・・・寒いっすねぇ 夜景撮影がちょっとした荒行になってきましたよ。
もう10分以上のスローシャッターは切りたくない気分です。

スタジオはとっくにストーブフル稼働です。
かじかんでマウスも握れませんもの… 寒さでカメラのバッテリーもすぐ減るし。

 

寒さ増すばかりの札幌を脱出し
さらに厳しく寒風吹きすさぶ道北天塩町に、とある若い酪農家の取材へGO。

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この放牧地一帯はぬかるみの泥炭地。
ポイントによっては取材中も長靴が抜けなくなるほど深くめり込んで四苦八苦したり。

ハマった牛達を引き揚げながらの放牧作業になることもあるとか…なんと大変な…

苦労の末、劇的な乳質向上に成功した若い牧場主いわく
次はこの放牧場の地質改善も考えているそう。 頼もしい担い手です。

 

そうそう、
天塩ではたくさんの若い酪農後継者たちが頑張っておられるそうですが
みなさん『嫁探し』には苦労されているようです。そうなのか〜・・・

日々の仕事が忙しいのと、地域的に若者の夜遊びスポットも無く、地元の女子人口も少ない。

なにしろ出会う場が無いし、どうしたら交流を持てるのか分からない…。とおっしゃてました。

道内各地に農業研修生やヘルパーの女性は増えてるようですが。結びつく場所か…。
積極的に嫁探しツアーや合コンを企画してる地域もありますけどねぇ。

我こそは!という女性はぜひぜひ、役場かJAさんあたりに自主プレを。

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ニヤッ

放牧 or 牛舎飼い 牧場や地域によっていろいろですが こちらでは両方。
寒さ厳しい期間は牛舎で飼育。少し前まで放牧期間だったそうで。

牛達も寒くなると外に出たがらなくなるのだとか。
牛舎の方が暖かいのをちゃんと分かってるんですねぇ

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名前はまだ無い

今まで数多くの牧場におジャマしてますが 必ずと言っていいほどいるのが…猫。犬もですが。

しかもほとんどが「いつのまにか住み着いていた」ノラちゃんとその子孫達という。
だれかが捨てて行くのが最初なんでしょうねぇ…

酪農家にとってはいわゆる『ペット』という感覚ではないらしく、
名前は?と聞くと「いや〜・・・特に付けてないな〜」という答えがけっこう多い。

かといって邪険にされているのではなく、

ちゃんとエサや産直ミルク(!)はもちろん、寝床は牛舎の中だし
日がな一日のんびりと、自由に好きな所に行ける極楽っぷり。

 

この黒い子と一緒にいた母猫はどう見ても立派なシャム猫なんですが
やはり「ノラ」なんですと。。。
あきらかに本来ノラ界にはいないであろう、元セレブなオーラが。

しかもお腹には黒猫の兄弟達が! もうすぐ産まれるんですよ〜とのこと。

心配になり「あの…その子達も…大事に面倒見るんでしょうか…?」と聞いたら
もちろんちゃんと面倒見ますよ!(ニッコリ)とのありがたいお言葉。 ほっ。

写真のチビの父親が黒猫なので、もうすぐシャム系の白っぽいのと黒いのとで賑やかになります。

 

あちこちの農・酪農家の元へ取材に行くとよく聞きますが
食料・スペースの豊富な農家への「捨てペット」はとても多いようです。

ある日突然、庭先に鶏が捨てられてた!という農家さんも。(その後大事に飼われてましたが)

別の農家さんで、子猫のとき捨てられ
そこの番犬じいちゃんに育てられて犬小屋で一緒に暮らしてる猫もいました。

いつも思うのですが、人の家に勝手にコッソリ置いて来るのはどうなんだろう。

身体の事情・住まいの事情・金銭的事情・・・

やむを得ない事情が有ったにせよ、しょせん飼い主の都合なのだから
無言で勝手に置いて行くのではなく

ダメ元でアタマを下げて、まず「頼んでみる」努力くらいはしたらどうかと。

どこの農家ノラ猫も追い出されもせず、エサももらいのんびり暮らしてるのを見てると 
はじめから素直にお願いすれば、快く引き受けてくれる所は意外とあるように感じますが…。

 

う〜ん。。。