奈良美智さんとあちこち

まずは告知!

奈良美智さんが部長を務める ” 青い森のちいさな美術部 ”のアート展
『コンパスノース』 6/26(金)〜7/5(日)
さっぽろ天神山アートスタジオにて開催中!

選ばれし6人の女性作家達の作品を堪能してください。

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この奈良さんのワークショップの生徒達によるアート展や
ご自身も参加される斜里町でのアートイベントのために
北海道へいらした奈良さんをお連れして近場をあちこちへ。

 

*毎度のことですが、写真の撮影およびweb掲載は
そのつど
ご本人の許可をいただいております。

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まずは心地よい野幌森林公園内を散策。
ここは私が小学校時代、遠足などで連れてこられたり、山菜採り名人の担任の引率で
日曜日にクラスメイトたちとウドやふきを採りにきた
思い出深い(でも大人になったら行かない)広大な原生林です。

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オオウバユリを撮ったり、カタツムリを撮ったり、
巨木に見とれたりしつつじわじわ進みます。

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それぞれにこどもの頃に見たふるさとの野山を思い出しながらザカザカ歩きます。
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マイナスイオンなんかぶっとばせ!なバッドTシャツ。

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その後すぐ近くの、北海道埋蔵文化財センターにて 館長さん(?)らしき方から、
縄文文化と黒曜石についてレクチャーをうける。

 

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館内は撮影OKなので iPhoneで保存。

奈良さんにあらためて撮影&web掲載の許可をお願いしたところ、
「ぜひ奈良が、ちゃんと仕事してるんだぞ、遊んでばっかりじゃないんだぞ、ってとこを撮ってください。」
との快諾をいただきました。

どうやら敏腕マネージャーさん向けのアピールのようです(笑)

 

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アイヌ語の地名や言葉について調べているうちに、 そのもっと以前の縄文文化との関係性を
感じておられるそうです。

案内役の方も同意見で、興味深い話をたくさん聞けました。
そこから今回のメイン会場へ。
この春にリニューアルオープンした 「北海道博物館」へGOOO!
なんと、ここの入場料は奈良さんのおごりでした!あざっす!
そうそう、JAFの会員証提示で1割安くなりますよー。

 

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マンモスとナウマン象がお出迎え。
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なんだかこの大きさ… 奈良さんの『青森犬』を思い出します。

 

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そしてナウマン象の下に広がる衛生地図で盛り上がってなかなか会場に入らないふたり。

かれこれこの地図だけで20分は粘ってましたねー。
写真は無いですが、1Fのアイヌ文化のあたりはじーっくりゆーっくり堪能できました。

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一旦スタジオへ戻る途中のカフェで小休止。

ここでの雑談の中で私的にかなり重要な言葉をいくつもゲットできました。
たぶんいろいろ突っ込んだことをお聞きしてしまったような…内緒ですけどね。

こういうゆるやかな時間にぽつぽつと語られる言葉が実はとても重要だったり。

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森林散策→埋蔵文化財センター→北海道博物館と、エネルギー消耗の濃厚な時間を過ごし
それぞれシャレオツなトーストでサクッと栄養補給。
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そしてこのカフェの「ちょっと小腹の足しに…」ってのがアダになり
夜のジンギスカンに響いてしまう我らなのでした。

しかし肉の焼ける香ばしい匂いに励まされ、しばしトーストを忘れてパクパク。

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まいうー過ぎるジューシー&肉厚なジンギスカンを堪能!

札幌生まれ、札幌育ちのジンギスカンで育ったわたしでも
ここのはかなーり美味しかったですよー。

1人前の量が少なめなので、3人で6人前食べましたが
夕方のトーストが腹の中で 主張し出してGIVE UP!

アレが無ければまだまだいけたはず。。。
苦しい苦しい、うめきながら2次会へGO!

 

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冒頭に紹介した、奈良さんが部長を務める「青い森のちいさな美術部」の
作家達と 札幌国際芸術祭に関わったスタッフさんたちと合流してさらに熱い夜!
 

こう、作家やキュレーターという アートに直接関わっている皆さんとの交流は
日常から離れた愛おしい時間ですね。
なんというか私的にですが、『創造』という普段の仕事とは別次元の
エネルギー空間に 身を置いているようなワクワクする心地よさです。
うまく言えないけども。
私は基本的に仕事人間なので、仕事だってガチの真剣勝負で毎回ワクワクしながら格闘しますが、
そこはやはり「商売」として計算も入りますからねぇ。
もちろん作家達は、日々懊悩を重ねながら作品をひねり出していて
「楽しそ〜♪ 」なんていうお気楽な状況ではないですが。
我ら3人はもう固形物は何も入りませ〜ん、という状態なので ひたすら水分補給に勤しみましたよ。

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そしてなんと、、、おそろしいことに終盤に発覚したのが…
奈良さん、このHPの私の写真(p:blog)もチェックしてくださってたようで …
ぎょえ〜〜〜〜っっ!!!!
な、展開で一気に酔いが醒めました(汗!)
鋭意制作中のシリーズ、ちゃんとカタチにしなきゃな。

 

なんじゃかんじゃと充実しまくりの過密スケジュールでしたが
毎度のことながら今回もやっぱり、
奈良さんの発する言葉から得られるものがとても多くて大収穫でした!