季刊誌カイ Vol.26 出ますよ!

季刊誌ホッカイドウマガジン「 カイ」vol.26

なんと税込み¥700で! 1月20日発売しまーす!

 

発行:株式会社ノーザンクロス
書店、コンビニにてお求めください。
 
大事なことなんで、大きな字で書いてみましたよ。
http://www.kai-hokkaido.com/newrelease.html
 

大事なことなんで、大きな字で書いてみましたよ。
 

 

「北海道を探しに行こう」が合い言葉のカイが今号は

青森を探しに行っちゃいました!

 
 

なぜに青森?
本誌副編集長・谷口雅春氏の一文を抜粋
 

”…北海道にいちばん近い「内地」なのに、
僕たちは青森のことをどれほど知っているだろう。
そしてトンネル開通から今日まで
世界の何が代わり、何が変わらなかったのだろう。
そんなことを考えたくて、
カイは、青森を旅してみることにした。”

 
 

ということなんですよ。(←また手抜きか!?)
 

北海道新幹線開通でより近い存在になりますしね。
伊藤は巻頭インタビューにて美術家の奈良美智さんのポートレートを担当しました。

奈良さんは青森県出身。
世界的なアーティストになった今も、故郷青森のアートシーンで
精力的に活動されています。(お住まいはもう別ですけども)
 

インタビュアーは奈良さんファンの佐藤優子さん。

 
 

DPP_033

ちょっとだけよ〜
立ち読みスルーは厳禁ですよ〜
 
 

奈良さんは、夏にうちのスタジオに写真家の石川直樹さんと来てくださった時の
プライベート宴会ノリとはちと違い、真摯に丁寧に言葉を紡いで取材に対応してくれました。
もう、アーティスト オーラびしばし出てましたよ。
そんな奈良さんもかっちょいいわけです。
 
 

で、インタビューにはけっこう長い時間裂いていただいて
じっくり興味深いお話がたくさん聞けたのですが
他のメディア取材とも一緒だったため、撮影自体はあっという間。
 

事前にマネージャーさんから「短くお願いします!」とのご要望がありましたので
先にさっとストロボをセッティングをしておいて、奈良さん到着後ささっと4シャッター。
 
 

掲載写真は最後の4コマ目。

奈良さんと作品をからめるならこのページはあえてド直球で撮りたかったので
有名な犬の足下にあぐらをかいてもらいました。
 

意外にもこの構図、初めてだったそうで
奈良さんもマネージャーさんも面白がってくれました。
 

 

本当にあっという間の一瞬、たぶん奈良さんが到着してから3分で終了でしたが
サイコーにワクワクする時間でした!
 

撮影時間は長けりゃいいってもんじゃない
充実した内容がぎゅぎゅっと凝縮してこそなんだなぁ。とあらためて実感。
 

また機会があったらぜひ撮りたい魅力的な被写体です。
 

 
そしてもうひとつポートレート撮影を担当したのが「聞き書き」のページ。

北海道最古の酒蔵、小林酒造。
その創業家一族が代々暮らして来た歴史的な邸宅を保存するために立ち上がった
小林家の長女(現社長のお姉様)小林千栄子さん。

DPP_034
 

現在この邸宅を一部改装して、カフェを併設し
邸内を一般公開して、ぐるりと見て回れるようになりました。

お仲間は共に立ち上がった小林家の嫁達3名!
千栄子さんの弟さんお二人(現社長と専務)のお嫁さん達と、
先代社長のもとに嫁いで来たお母様!
 
計4人の小林家のオンナたちが守る家の話。深いです。
 

くわしくはぜひ買って読んでいただきたいので書きませんが
もうねー、ドラマみたいですよ。
 
 

もう10年近く前になるでしょうか…
まだ先代社長がご存命でいらして、ご夫妻おふたりでこの広い邸宅にお住まいの時に
住宅雑誌の「古民家」を取り上げる取材で、伺い撮影させていただいたことがありました。
  

そのときの邸内は、当然ですが、そのまま住まわれている状況でしたので
今公開中の内部よりももっと「歴代の生活が重ねられて来た」感じのする
今にも着物姿で忙しく立ち働く女中さんや、昔の店先に出入りするお客さんたちの声が
わいわいと賑やかに聞こえてきそうな空間でした。
 

当時はお母様の方からたくさんの小林家のお話を聞かせていただいて
ライターと時間を忘れて長々とおしゃべりさせてもらいました。
おかみさんも嫁として嫁いで来て、大変なご苦労を重ねてこられたようです。
  

そして今回は、子の世代の目線からの苦悩に触れることも出来
長い長い小林家の歴史を堪能しました。
エピソード1、エピーソード2、みたいな違う時代と目線のストーリーです!
 

 
今は、当時各部屋に置かれていた歴史ある調度品や日本人形(大きくて動き出しそう)たちは
だいぶ片付けられてしまっていましたが、その分各部屋を千栄子さんのお話付きで
じっくりゆっくり見せていただくことができました。
 
ほんとにねー、ドラマみたいなお話ですよ! 2回も言いますが。
 
 
名のある家ならではの苦悩があるものだな…と。
そして昔の家にはあたりまえにあった男尊女卑。
 
それは「酒蔵」という女人禁制文化のあった商売柄、いたしかたなかったのか…
女達はずいぶん辛い思いを抱えながら小林家を守って来たのだなぁ…。
 

 
いやー、これ以上は言えまへん! 
もうねー、買って読むべき!!