ここより北へ

DPP_024

2015.1/25〜5/10
ワタリウム美術館 

 

奈良美智さんと石川直樹さんがアイヌの土地を巡りつつ
北へ北へと移動した旅の足跡。

 
 

オープニングレセプションの招待をいただいたのですが
どうも仕事が入りそうな…長い会期中には行きたいですワタリウム。
 

ところで、なぜに招待券を入手できたかと言いますと
実は昨年の夏に、奈良さん&石川さんがこの企画の旅の途中に
フレメンにも寄ってくださり、ものすごく充実した一日を過ごしたんですよ。

そんなこんなで伊藤の分もオマケにありがたくいただけたのでした。
 
 

その時はまだこの旅の道行きも不明で
最終的にどんなカタチで結ばれるのか未知な状況だったので
ぜひ観に行きたいわけです。
 

うっかりこのHPに投稿し忘れてfbのみでしたが…こんなかんじで。
 

10520526_658731000889077_1952598861682793406_n

昨日は画家の奈良美智さん、写真家の石川直樹さん、
アイヌの音楽家、などなどが弊社スタジオに来てくださり
今進行中のプロジェクトについての話を中心に
アート、写真、音楽、民族…様々な話で遅くまで盛り上がりました。
お二人の会話で共通して印象に残ったのが
他者の言葉を引用(乱用)して語らず、自分の感性の中から出て来た言葉で
我々に語りかけてくること。
温かいお人柄の奈良さんが熱く語る言葉のひとつひとつが
深く深く突き刺さりました。
見慣れたアッジェの「パリ」を1ページめくるごとに
こんなにたくさんの言葉が溢れてくるのか!! と、その感受性に感動。。
石川さんの妥協を許さない鋭い感じに圧倒されつつも
ちゃっかり写真集にサインもいただけてホクホクの一夜でした。

 
 
そう、奈良さんがスタジオの本棚にあった
アッジェの「パリ」をめくるたびに、たくさんの印象的な言葉が出て来て
すごく感銘を受けました。
ベタな表現ですが、あぁ本物のアーティストはこんなにも違うんだな…と。
 

どっかで見聞きしてアタマだけで処理したうすっぺらい浅い感想じゃないですもん!
写真集を1Pめくるたびに、すごいスピードで奈良さんの奥底から言葉が出てくる感じ。
 
 

批評めいたり、知識をひけらかすようなつまらない言葉じゃなく
結局は作家として蓄積して来た「感性」なのでしょうが、

あの時のスピード感を例えるなら

インスピレーションというか、瞬発力というか、次々とリズミカルに
鋭い表現の言葉がわらわら〜っと溢れてくる感覚でした。

なんというか…JAZZみたい。 ん?合ってる??
 

とにかくワタクシ圧倒されたのですよ。
  

日中はアイヌ民族の写真を取り続けた写真家 掛川源一郎展に行き
夜までつまみをカジカジしながら素晴らしい宴でした。
 

念願の石川さんにもお会いできたし
ほんとにこの時はフレメンに入社して良かった!と思いました(←え?)
 

いやいや、ほーんとに。
こういう「後のご褒美」のために、あの過酷な奴隷アシ時代があったんだな〜
耐えて良かった。
 
 

しかし、テーブルの上が貧しいなぁ〜
おもてなしのフレメン、としては不覚!
 

ほんとは頃合いを見て、外に美味しいものを食べに行きましょう!という
流れだったんですけども。
 
で、何度か「さてそろそろお腹の方も…」と振ってみるものの
奈良さんが意外にもこのラフな雰囲気がお気に召したようで『できればこのままで』と。
せっかくの興味深いお話も尽きずに続いていたので、
そのまま酒とコーヒーとつまみだけになり。
 

あうあう。。でも貴重な時間だった!
 

私としては申し訳ないおもてなしになってしまいました。
次回はあらかじめまともな食べ物を用意しなくては!