カメラ女子もがんばれー

先日カメアシに来てくれたnew face は写学生の女子。

 

19歳のぴちぴちジャ〜ンプ!

 

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浮いてるんだぜ〜

 

もうねー、今年の写学生は優秀な子ばかりだわ。まいるわー

彼女もまた、眠らぬ街  TOKYOを目指す金の卵ちゃん。

 

女子ならではの、気の利く感じもGooですが、年よりずっと落ち着いた物腰。
基本的に彼女は頭がいいし、回転が早いんですわ。機転と応用が利くし慌てない。

あと、物怖じしないで自然に大人達と会話できるから 現場に居ても明るい!

自分から話題を提供してコミュニケーションできる能力が高いし
なんつーか、出過ぎず・引き過ぎず、のバランスがちょうど良い。

 

アシスタントの基本の敬語と礼節だけもう少し身に付ければ
彼女も、すぐにスタジオ業務OKなレベルですねぇ。ソフトもざっくり使えてるしね。

 

今、こっちで頭にムリヤリ詰め込んで行っても
どっちみち「郷に入れば郷に従え」方式で
東京に行けば、入社したスタジオの方針を一から勉強し直し!…ってとこからスタートですから。

 

私の経験上、Aで習った事がBでは通用しない…ってのがけっこう出てくるので
そのへん難しく考えず、その時々に自分が師事してる方々の教えを実践するべし!

最終的に数年後、色んな見方や技術が身に付くからラッキーなことです(笑)

 

ま、カメアシと理不尽は切っても切れぬ間柄。

指名仕事をいただけるまでは 、どの先輩達の手法も否定せず参考にすべし、です。

 

 

かくゆう私は…
かつてこの方と師匠にしごかれて、こんなにふてぶてしく成長しました!!

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今はこんな優しげですが、だまされちゃぁ〜いけませんぜ。

 

この方の猛毒に耐え抜いたのは、私だけでしょう!

昔は毎日、うっすら殺意を抱きつつ修行してたもんです(笑)

 

厳しいご指導のおかげで、なんとか今も写真で食べております。

手を抜かない仕事を教えていただいたと、今となっては本当にありがたく思います。

 

仕事を覚えたければ、厳しい先輩に下につくのはアリですよ。忍耐力さえあれば!

 

 

前にもちらっと書きましたが
ちゃんと下積みしてるから、良いとか悪いとかではありません。

ショートカットするには、ヘビーな努力は当然、秀でたセンスと、社交の才能があれば何とか。

意外と居ると思うんですよ、独自路線に向いてるタイプ。東京あたりにはワラワラっと。

 

いずれにしても、ある程度社交的じゃないと職業フォトグラファーは厳しいですね。
今の時代とくに。ペラペラしゃべる、ということではなくてね。

たくさんのクリエーターたちとコラボして現場でシャッター切るわけですから

プロとして、自信を持って(裏打ちされた技量を持っての話ね)
スタッフ達にプレゼンテーション出来なければ相手にされません。

 

デジカメの無い時代、写真技師としての技術力だけで勝負できた時とは環境が違います。
今は世に出やすい分、他との差が付きづらいとも言えますねぇ。

 

 

私はセンスも才能も凡庸なところからのスタートだったので
下積みして、コツコツ一歩一歩実績を重ねる方式だっただけです。

 

ただ、時間はかかりましたけど
その分、 「自分はハリボテじゃない」という揺るがぬ自信には繋がりました。

 

ほんとにどっちでも良いと思います。

自分のタイプがどうなのか、早めに分かったらその後の選択が絞れて、
将来的なビジョンを念頭において行動しやすいかと。

 

と、上記のはこれから写真業を目指す20代中くらいまでの人向けです。

 

 

それ以降から新たにスタートの大人は、自分で必死にあがいて道を模索するしかありません。

薹の立った世代に、一から手取り足取り指導してくれる余裕のあるスタジオは
今の時世、まぁ、少ないでしょう。。。厳しいようですが、リアルな話。

大人になるにつれ、高く成長したプライドとの戦いになるでしょうし…下積みは下僕っすよ。

 

うちのスタジオにも、求人の度に30歳前後の履歴書がかなりの数、届きました。
ちょうど次の道を模索したくなる年代なんでしょうね。

20歳前半の新卒世代の武器、まっさら感に太刀打ちするには、同様では無理です。
がんばって頭ひとつ出る、独自の特色「ウリ」を開発して切り開いて行ってください。