いやはや
すっかり自分のブログで告知するのを忘れてました。
忙しいからなのか、そういうキケン域に入って来た証なのか…
最近いろいろと忘却の彼方に。
というわけで、お仕事告知です。
別冊 太陽『柳 宗理』にて
お仕事させていただきました。
すでにとっくに発売中!!
7月25日発売
平凡社発行 ¥2,200
一冊まるごと、柳宗理。
日本が世界に誇るプロダクトデザイナーです。
グラフィック、家具、食器、工業デザイン、公共施設…etc.
ここまで多種多様なジャンルの「デザイン」をした日本人は他にいないのでは。
モダンでありながら、どこかシャープで遊び心もあって…
うっとりなプロダクトの数々がぎっしり詰まっています。
私が担当したのは
1972 札幌オリンピックの聖火台の写真です。
これの撮影が、、、基本的に高いところは平気な私ですが
後ろに倒れたら十数メートル下までまっさかさまという崖っぷち、
ベリーデンジャラスな場所に高い脚立を立てて、アシに押さえてもらいながら
ひえ〜っ!!こえ〜っ!!! と言いながら撮りました。
この写真を見ると、今でも背筋がザワワ〜ッな感じ。
そんな舞台裏をみじんも感じさせない凛とした聖火台の写真になった気がします(笑)
2008にマガジンハウスの『Casa Brutus』も柳宗理のムック本を出版し
そのときも、アングルは全然違いますがこの聖火台 の写真を担当しました。
その号で納品した、たくさんの写真の中から選ばれたのはこの聖火台が小さな真正面。
聖火台ドーン、という写真をあえてハズしてくるのが
実にカーサブルータスらしいところです。
雑誌が違うと、同じものでも選ぶアングルも全然違うものなんだなぁ…と
あらためて「方向性」について考えてみたり。
別冊太陽らしい実直で美しいこの一冊、ぜひ手にとってご覧ください。