暑気払い?

蒸し暑〜い蝦夷露とは無縁の涼しいスタジオ。

本日はより一層クールビズな感じで
白い寒い雪の世界が広がりつつあります。

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がんばれ。

これが乾くと直視がつらいほど
ぺかーっと神々しく光り輝くのです。

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がんばれー。

白ホリ塗りは全国津々浦々のアシ君たちの重要なお仕事。

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どんどんがんばれ。

ついでにレフ版も塗り塗り。

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さらにがんばれー
サイコロも塗り塗り。

黄ばんでたあれもこれも
オドロキの白さに!!

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最後にテーブルも。

一晩乾燥させて、明日はスタジオスペースをもう一度塗り塗りして
美しく純白に仕上げますよー。

白ってのは実に贅沢な色だなぁ。

これでしばらく目にも涼しいスタジオになりそうですぞ。

 

 


季刊誌『カイ』vol.28 発売中

蝦夷露のせいで
あらゆるものがしっとり潤ってしまい
 

スタジオのコピー用紙がうまく流れませんよー!
 

そんななか、 湿気なんかぶっとばせ!な一冊が発売中ですぞ!
 

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季刊誌『カイ』 vol.28 発売中

発行:ノーザンクロス  定価:700円
   
  

今号はビール号!
 

王道サッポロビールの歴史から、ここ数年盛んになってきた
各地のクラフトビール製造、母なるホップ畑、
それらを美味しく飲む場である古き善きビアホール、
おしゃれなビアバー、イベント、
そして美味しく味わうためのビアマグ…
  
  

ビールのお供にぜひ一冊!

そしてこのビール号発売とリンクして
「カイ」公式HPでは、製作に関わってるスタッフ達による
ビールにまつわるエトセトラ、ビールブログもびしばし更新中!
  

わたしは7月31日のアップ予定です。
そちらもぜひ覗いてみてください。
 

カイ公式HP ←こちらからどうぞ
 
 
  
おまけ
 
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レモンと松
 

最近、和室の窓辺で風を感じながら遊ぶのがブーム。
(網戸はきっちりみっしり厳重に閉めてます)
 
こないだふいに、松がわたしの肩にやってきました。
2羽が遊んでた近くにいたときにほんの一瞬だけ肩に乗って、
次の瞬間あわてて飛び去りましたけど(笑
 
なんだったんだろう… 
私が肩に乗せたついでに、少し滞在することはあっても
自発的にわざわざ乗って来たのは初めてでちょっと進歩か?

他の先住鳥たちなら肩に乗ろうが、頭に乗ろうが、シャツに貼り付こうが
日常過ぎてまったく気にもならないことが
中途採用のレモンと松だと大きなできごとです。
 
早く気軽に立ち寄ってもらえる場所になりたいわぁ。


p:blog 続々アップしてます

今、製作進行中の『dimension』シリーズ。
  

どういう経緯で撮り始めたのか、とか
表現の手法について、とかは
もう少しまとまってきたら書きまする。
  
  

どうなっていくのか私も不明ですが(え?)
ぼちぼちアップしていってます。  
   

レモン&松ともども、p:blogの方もよろしくお願いします。
 
http://fremen.biz/ito/pblog/
 
  ↓ こんな感じでサムネが出ます。目当ての画像をクリックすると
   一枚ずつ写真をごらんいただけます。
 
スクリーンショット 2015-07-08 16.13.06
 
 

おまけ、といいつつ本題より長い鳥コーナー
いくよ!

 
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左から ニル先輩、松、レモン
 
水浴びがニガテな3羽、そろそろインコ臭が気になって来たので
強制風呂に入れられ濡れ鼠。
 
 
ニルは『ニルヴァーナ』から命名したオルタナ系Rockなインコ。
に、なるはずが、かなり保守的な優等生(笑)
一番手もかからず、写真撮られるのも好きで、白くてフォトジェニックなので
時々モデルになってもらってます。
 
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他のボタンインコの先輩達は新参者に対して凶暴なので、
小振りなセキセイインコのレモン&松が怪我しないよう
いつも別々に放鳥してます。
 
が、このニル先輩だけはジェントリーというかビビリというか、
基本的に「シカト」。平和主義。

自らレモン&松を攻撃することはない温厚な性格なのと、
なぜか松がニル先輩のファンらしく(♂同士なんだが…)
そばに行きたがるので、いつも不思議な3羽で放鳥しています。


レモン&松 

3月に訳ありで我が家に来たヤングセキセイズ
  
レモン&松
 
ほぼ成鳥なかんじで突然来たので
当初まったく人間に懐いていませんでした。
 
我が家には先住のボタンインコたち5羽がいるので
それなりに心強かったのか、わりと早く私とも距離が縮まりました。
インコ語で何かアドバイスがあったのかもしれません。
 

 
夜、私が帰宅してからリビングでの放鳥の他に
レモン&松だけ私の部屋に連れて行って
狭い空間で一緒に過ごすことでぐんと懐いてきたんです。
 
 
私とやつら(♂ズなので)を繋ぐアイテムとして
iPadでごきげんなナンバー(古)を流していたら、
音楽好きの鳥たちのツボだったらしく激しくヘドバンしながら踊ってます。
  

tori
 
なんとiPadはインコの足でも操作可能!
 
液晶の上に乗って曲を勝手にチェンジしてしまうという技も身につけました。
 
もう天才なんじゃないでしょうか。
 
 
最近は、リビング放鳥時にiPadでネットしてるだけでも
ぴゃーっと飛んで来て画面上をうろうろしながら「音!音!」と訴えてきます。
 
 
まぁ、我が家でうまれた鳥達のような「ベタ慣れ」には程遠いけど
ある程度大人になってから来たわりには順応性が高いと思いますー。
 
たぶん、餌がゴージャスなのと毎日大好きな小松菜をくれるのと、
夜になったらビュンビュン家の中を飛び回れるのと、遊んでくれるのと、
種類は違えど仲間の鳥がいっぱいいること、で信頼関係ができたのかと。
 
  
自画自賛ですが
我が家に里子に来て、かなりラッキーなレモン&松です。

 

 

 

 
 


最近手に入れたモノ

前回の”奈良さん祭り”の投稿から一転して かなーり個人的な、
ご覧のみなさまにおかれましては ほんとにどうでもいい私の日常ネタです。
 
 
いや、読んでから 「ほんっとにどーでもよかったわー」とか言わないように。
  

 
春から、ふつふつと手仕事熱が湧いてきまして
やっぱ、ちゃんと縫えるミシン欲しーなー。。。と。
 
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6月9日は「ロックの日」ということで、もうすぐ閉店するというミシン屋さんで
ロックミシン祭り!なるダジャレセールがありまして(笑
   
 

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ロックミシンとはなんぞ? というみなさま、
着てらっしゃる洋服の裏のをひっくり返して見てくださいませー。
布と布を縫い合わせた「縫い代」がぼそぼそにならないよう、
端をきれいに処理する夢のマシーンなのですよ。
  
  
日本ってダジャレ大好きだよなぁ〜 と言いつつ、
釣られてしまうTHEジャパニーズ! なわたくし。
  

あ、奥のダサい色あいのミシンはこう見えても最新の最上位モデルなんですってよ!
最初、あまりのダサさに「ずいぶん古い機種だな…」と完全スルーしてました。
  

縫製のプロにおなじみのJUKI社の「家庭用」のです。
昔洋裁をしていた母が使ってたのもJUKIでしたねー。
夢のコンピューターミシン:HZL-FQ65さんがやってきました。
  

「職業用」ってのが、機能が直線縫いしかできないかわりに故障は少なくて
縫い目も美しくて、パワーもあって、 新品でもこれよりお安くて
最高にプロかっこ良かったのですが、わたしゃしがない初心者マーク。
 
 
何と言っても私が一番欲しかった ボタンホールが自動で出来るるるーー!
って機能がついてなかったので ビギナーらしく写真のモデルにしました。
 

家庭用ミシンの最高峰ともいえるやつらしく(ほんと?)
ミシン屋のデモ機として数ヶ月使われてた中古のが 猫に小判で
なんとびっくりなお値段で手に入りました。
   

「今決めていただければ、どのみち来月閉店しますので…このお値段まで下げますよ」
という 店員さんの悪魔のささやきに負けました。
  

うん、たぶん自分でこんなちゃんとしたの買うの最後だしね。
中古でお得だし。 ストレス無く何でも縫えるのが必要だったのさ。
   

病後&老いですっかり小さくなった母。
現役バリバリ時代に買ったお気に入りの服がどれもブカブカになってきたので
自宅でちょこっと手軽に直してあげるのが目的でした。
 
本格的なジャケットとかは無理だけど。
布地を切ってしまった後に失敗は許されないので まず自分の技術を磨くべく、
ブラウスなんぞ縫って練習してるワケですよ。
   

2年ほど前にも紹介しましたが、それまで婆ちゃんの形見の
30年以上経っている 昭和の古いミシンを使っていまして。
 
これが薄い生地や、逆に厚い生地が全然まともに縫えないミシンでした。
   

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この、今は亡きRICCAR社のマイティ号。
 
  
これで3枚ほどブラウスを縫いましたが、「布送り」機能がちゃち過ぎて
4つ折りになる縫い代が縫えなくてまったくダメでして。
 
全部手縫いした後に、ミシンを手動で回しながらなんとか乗り越えたけど
布がごちゃごちゃになって、何度もほどいてやり直し。
かつ薄物もニガテで、しなやかで良い生地ほど縫いづらいミシンなのでした。
   

婆ちゃんの大事な大事な形見だから捨てたりはしないけどね。
一応オーバーホールしてるから、厚地や極薄地じゃなければスイスイいけます。
 
昔のミシンらしく、中の機械も金属製だから見た目より重いかわりに
なんだか直線の縫い目がとても美しいんですよー!
  

ただ、本気出してやってるうちにストレスフリーで、
ある程度本格的に縫えるミシンが必要になったので
合わせてロックミシンもセールで思い切って購入しました。
   

ロックもめちゃお得だった! これで薄地も厚地もニットもどんと来いだぜーーー!
ってことでさっそく縫ったのがこちら
  

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リネンのブラウス。 シンプルで肩のところにちょいとデザイン有り。
一見うまく行ったように見せかけて、裏は見せられない仕上がり!うは〜
  
  

今まで、婆ちゃんのマイティ号じゃ無理だろう…と避けていた
「薄地&ツルツル」なツヤツヤリネン。
FQ-65さんは何の問題も無くスイスイスイ〜♪っと縫ってくれましたよ。
  

布がごちゃごちゃにダマになったり、下糸がタオルみたいになったり、
糸が切れたり、ミシンが止まったりせず(笑) もう、快適快適!
 

裏側が見せられないのは、ひとえに私の技術的な未熟さゆえの失敗です。
  

でもいいの。 人は失敗から学び成長する生き物なのだから。
 
  

こうして自分で(インチキながら)洋裁をしてみるとつくづく
プロの仕事ってすごいんだなぁと感動します。
 
   

おなじみの◯ニクロや、し◯むらなどのファストファッションであっても。すごい。

我々が普段何気なく着ているTシャツだって 慣れないと難しいんですよ。
とくにポリエステル系のテロテロの素材はほんっとに素人には無理!
気づかずに当たり前に着ちゃってますけど
5mmとか3mmの細ーい縫いしろにミシンを入れていくなんてね
 

神業なんざますよ奥様!
 

遠い昔、私けっこうお高い某アパレルブランドで働いていたので分かりますが
日本の縫製技術ってね、ものすごーーーくレベルが高いんです!!
  

ファストファッションばかりに頼ると、こうした大切な伝統ともいえる
高い技術をいずれ失うことになりかねません。

 
 

お財布事情から服飾に割くお金は小さめがありがたいことですが
服だけでなく、バッグ、靴…made in japanの少ないこと。
  
  

途上国といわれる国にとって世界中から請け負うそれらの縫製仕事は
国や自身の生活を支える大切な産業なのも良く理解しています。
   

どっちが良い、悪い、とは私ごときが言えないし、
その労働の恩恵に預かっているのも事実なんですよね。。。
   
  

遠〜い昔の、私のショップ店員時代は中国がそうでした。
今は中国製の品質も格段に上がりましたが、昔はほんとにひどくて…
   
  

そのころのmade in chinaは縫い目もガタガタで
ボーダー柄の前後見頃の目立つ柄合わせも出来てなくて
とてもファッションデパートで出せる品質ではなく、
商品マルッと大量に返品したこともありました。
  

このショップでは値のはるジャケット類の重装は日本製で、シューズはイタリア製、
お手頃なブランドロゴ入りのTシャツなどは中国製と、分かれていました。
   
  
 

今やファストファッション全盛の時代になって
私も服の下はヒートテックやエアリズムのお世話になりっぱなしです。
機能的にもコストパフォーマンス的にもすばらしいですもの!
   
 

手軽に取り入れられるファッションのジャンルがあることは
購買側としては、ありがたいことなのだ。と、じゅうぶん理解しています。
  
  
 

こうした裏側で、 途上国の縫製現場でとても安い賃金で雇用されている人たちは
自分が縫った服を買える収入がないのだとか…。
  
  

食べるためには貴重な産業だけれど、縫っても縫っても安く買いたたかれ
けっして裕福にはなれない現実。
かといって、買う人がいなければその仕事も無くなってしまう悪循環。
胸が痛くなりますね。。。
  
  
  

それと同時に ニッポンの職人たちの 高い技術も守らなければならないと感じています。
 
 

だから私は、普段持ち歩くバッグは吉田カバンさんを愛用しています。
日本の小さな工房の職人達を大切にしている会社だからです。
修理もそれを作った工房で直すシステムらしく、アフターも万全だし。
… って、TVでやってましたもの! ジ〜ンと感動しましたもの(笑)
*けっしてステマじゃないですからねっ!

  

わたくし 頻繁に服をたくさん買う習性は無いのですが、
前歴の影響でけっこうなファッション好きフォトグラファー。
  

今、洋服に至っては、お手軽な値段で日本製を探す方が難しくなっています。

  

日本のカメラもパーツごとに国外生産で分業化してきてますけども
オールジャパンメイドにならんものかなぁ。
国内の仕事がぐんと増えるだろうに。就職難ってどうにかならないのかなぁ。

 

で、服に戻りますが
そこそこの日本ブランドでも縫製は中国、ってのが非常に多いですし
昔と違って品質も格段に上がってますので問題は無いのですが
なんとな〜く日本製を応援したくなります。

  

ここ数年、農業に関わる取材に縁があり、
私の中で「地産地消」ってのを強く意識するようになりました。
ちょっと高い食材でも地元の北海道産を意識して買うようにしたり。

  

もちろん日本各地の企業にはあらゆる国の人々がたくさん働いていますし
技術職のジャンルでも外国籍の熟練した職人達も増えているでしょう。
それはもう、どこの先進国に行っても同じ状況だと思います。

だから「日本人じゃないとだめ」ではなく
「日本の職人の実直な精神を生かしてつくられたもの」という made in japan。
ん? 合ってる? 文章力が乏しくてごめんなさいね。
 

たまにちょいと気合いの入る買い物は、行きつけのショップで
made in japan の服を選ぶようにしています。
 

『縫製は日本製』ってのもそのブランドとしてのこだわりだそうですが、
そこもいつまで日本の職人さんの手で仕上げられるのかわかりませんね…。
 

ずっと頑張って欲しいので、たまに私も経済面で頑張ります(笑)

  

ファストファッションの問題だけではもちろん無くて
後継者問題もあるでしょうし。
熟練の職人達の高齢化と、若い世代に地道な職人仕事のなり手が減ったり…。

少子化問題は縫製業のみならず!
あらゆる技術職で起こっている問題ですよねぇ。

といいつつ、 少子化に歯止めをかけているわたくしで申し訳ない!
  
  

各方面の職人達へ、心の中で盛大にリスペクト送りながら
ミシンと格闘している今日この頃です。
(カメラじゃないのかよ〜!? というツッコミは無しで!)
 

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made in japan のかっちょいい麻のライダースJK!
by JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS
   
 

ハイクラスなブランドは興味無いけど
日本人デザイナー&日本製といえばこのグループに頑張って欲しい。
  
   
 

ライダースJKなのに着心地も良くてうっとり。。。ええ仕事してます。
 
 

日本の縫製業がまた元気になると良いなぁ。
(オマエは何屋なんだというツッコミも無しで!)