カイ Vol.19 発売中

出てます。すでに。

 

4月20日 発売中

ホッカイドウマガジン『カイ』Vol.19

発行:ノーザンクロス 
たったの 680円

 

dpp118

Now On Sale !

 

こっちも見てね 
カイ公式 HP   http://www.kai-hokkaido.com/index.html

 

 

今号からカイはリニューアルしました。

 

なにがって、

表紙がツルツルになったんですよ。

 

…じゃなくて

キーワードが出来たんですよ。5年目にして!

 

すこやかしこ

 

読んで字のごとく、健やかで賢い、がカイ全体のテーマです。

 

といっても、
健康法とか頼れる医者がいる病院とか、お受験攻略法とか
そういう類いではありませんよー。

 

今までの知的探究心をそそる路線を、すこやかしこというブレない軸を中心に
さらにバージョンアップした 感じだと思っていただければ。

 

そう言う意味では、ガラリと印象が変わった…のとは違うかも。

 

 

さて、今回の特集テーマは『駅』

駅、と聞いてみなさんが最初に思い浮かぶのはどんなことでしょうか?

DPP_0108

 

日々の通勤でおなじみの方も多いと思いますが、それ以外にも
歌だったり映画だったり、新天地への旅立ち、帰郷、、、etc.

私は車通勤ですし、仕事でも陸が続いていればどこまでもパリダカ並みに走破するので
ふだん駅はあまり縁のない場所でもあります。 自宅からJRも遠いし。

 

あ、でもひとつだけ思い出が

まだ保育園だったと思いますが…ぼ〜んやり生きてた頃です。

当時三笠市に住んでいた祖母が入院し、お見舞いに向かうため
母に連れられて国鉄の白石駅へ。つい数年前まで古〜いボロい駅でした。

 

祖母の家に行く時はいつも父の車だったのですが、
地方に出張中の父が帰ってこられなかったようで母と二人で汽車で行くことに。

すぐ退院出来るようなわりと軽い病状だったんですけどね。

 

母が機械にお金を入れると、私の目の前の穴からシュッと
切符が滑り出て来ました。

まだ小さかったのでちょうど目の高さに切符の出て来る穴があったんですわ。

 

おおうっ!?

びっくりしましてね〜。 なんか出た!!  ってかんじで。

 

母が切符を取ってその場を離れたすきに

 

コドモのわたくしったら

切符が出てきたその穴に

ぐいっと指を突っ込みましてですね

 

とたんに、シュパシュパシュパッ♪ ってな具合に指に衝撃が走りまして

 

抜いてみたら左の人差し指が

血だらけになっててびっくりですわ。

何カ所かざっくりいってました。

 

いやー、泣いた泣いた!

指に心臓があるみたいにドックドックしてて痛いのなんのってもう。

 

周りの客も駅員さんも大騒ぎになって… 私の泣き叫ぶ声で気づいた母からは
「なぁにやってんのーっ!!? あんたはーーっ!!!!」とエライ怒られました。

 

ことの顛末を何も見てなかったのに、なぜ私の自己責任だとわかったのか…

ええ、うちの母は今どきのモンスターペアレンツとはほど遠い昭和の母です。

どんなアクシデントも「どうせオマエが何かやらかしたんだろう」という
すばらしい千里眼を持っていました。 母は正しかった。。

 

駅の事務室みたいなところで、帽子をかぶった駅員さんがぐるぐると
指に包帯を巻いてくれましたが、それが分厚くてフランクフルトみたいだな〜と
泣きながら思ったのを覚えています。

 

それでも痛みは増すばかりだし、分厚い包帯にもあっという間に血が滲んできて
私的には何も解決していません。

 

で、普通ならですよ?

小さな娘がですよ? 指がフランクフルトになるようなケガをしたら
まず病院に連れて行くんじゃないかと思うんですよ。

今思い出しても、機械で指がかなり切れて大出血してるんですから。

 

しかし、

さすが我が母。

 

テンションだだ下がりの幼い娘を引きずって、そのまま予定通り汽車に乗って
祖母の病院に連れて行きましたよ。

いや、、重篤な病気じゃなくて、その後すぐ退院したようなわりと軽度なかんじで…

 

痛みに耐えながら三笠まで行き、すっかりブルーな私とは裏腹に
孫の見舞いによろこんでテンション・アゲアゲなバアちゃんの顔が
今も目に浮かんできます。

 

病院で退屈しのぎに買ったという少女雑誌
「りぼん」や「なかよし」の付録を帰りに持たせてくれました。

それでも痛みは去らず。。

 

大人になってから気づきましたが、
祖母が入院してた病院は、三笠で唯一の総合病院で

外科もあったはずなのです。

 

母には医者に見せるという選択肢が無かったんだなーと。

自然治癒派なんですかねぇ。

そのあとけっこう長いこと包帯生活でお箸が持てなくて苦労しました。
我が家は園児にさえ箸の持ち方に厳しく、スプーンなど許されませんでした。

 

 

さらに小さいとき、当時人気だったチューブ式のチョコと間違えて
セメダインを飲んだときも水をのませて少し吐き出させて終わり、でしたからね。

「辛いーーーっっ!!」って大泣きましたからね。 もう激辛ですよセメダイン。

 

みなさんも小さなお子さん、お気をつけくださいね。
チューブチョコはもう無いけれど、歯磨き粉とかと間違えたら エライこっちゃですよ。

 

 

まぁ、今アラフォーまで無事に生きてるんですから
大丈夫だったんでしょうね。