やっと夏らしく

北海道もいよいよ、ちゅーか、やっとこさ夏が来た感じです。

 

個人的には真夏にめっぽう弱い、雪国向けの身体なんでね
寒いのはいいけど、25℃越えるともうお外に出たくない気分です。

体温の調節機能がねー、優秀じゃないもんで 蝦夷露ってのもしんどい。

そうはいっても、一番外仕事が多いのもこれからの時期なんですけどね。

 

このスタジオの最大のメリットは「夏、涼しいこと」。

我らの撮影には申し分無い天井の高さも、広さも、
冬の底冷えを越えるメリットだけど、加えてこの涼しさは節電の夏にはぴったり!

 

 

さて、そんな夏っぽい気候の中、

7月15(日) Inter×cross  Creative Centerにて開催された
『MEDIA ARTS SUMMER FESTIVAL 2012』なるアートフェスに行ってきました。

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写真評論家の飯沢耕太郎氏と3人の写真作家達によるトークセッション

先日の七夕イベントから北海道に滞在されていたトヨダ ヒトシさんも急遽飛び入り参加。

 

どうだったかってーと、ちょっとぐずぐずな展開に終わったというか(笑)

まずは飯沢氏の方から、自分の進めたいテーマに対して
選出されて来た作家達 は「人選ミスですね。」というガツンと一発からスタートという…

まぁ、ここは選出人と飯沢氏のコミュニケーションがとれてなかったということでしょうが。

 

「写真というメディアについて」というお題目だったけれど
結果、映像も含めた「デジタル」についてという流れになり「写真」はどっか行った感じに。

参加作家達 が互いにセッションする機会も無く、
客席側の他の作家達とのやりとりの方がメインとなり
最後の〆のほうでやっと、飯沢氏が少々作家に質問して終わり…という

出て来た写真作家達は置き去りにされた感いっぱいで盛り上がらず終了してしまった 。

 

 

しかし、それらの写真そのものとは離れたやりとりの中でも自分なりに収穫はあった。

写真をどのようなメディアにして捉え、表現するのか、そして残して行くか?

アナログと、デジタル
写真と映像
物質としてこの次元に存在するもの、しないもの

 

互いに混ざり合い、曖昧になっているそれらの境界線を
行ったり来たりしつつ作品制作している現代の作り手にとっては、
色々と己に問い直す時間でもあったように思う。

 

アナログな素材を集めて、最終的にデジタルで仕上げる。
デジタルを追求するがために、アナログ的で地道なこだわりを積み重ねる。

どちらが良いも悪いもなく、正解もなく。

 

トークショーは「結局、答えは出ないよね」というところで 落ち着いた。